グランドモスクのガイドツアーへ

フォトグラファーエミリーのバーレーン日記

グランドモスク (Ahmed Al Fateh Mosque) 。近所にあるのでずっと来てみたかったのですが、1人で行動できるようになり、やっと来れました。

皆さん、こんにちは!

フォトグラファーエミリーです。

 

いよいよ子供達のインターナショナルスクールが

始まりました!

スクールバスの送迎時間と場所の詳細が

バス会社から来ないままで不安でいたら、

前日の21時過ぎにバス添乗の女性から

朝の到着時間の電話が来ましたw

 

大まかな時間は聞いていたものの、

前日の夜!?

ってなりましたよね。

制服も前日に届きました笑

本当にアラーの思し召しの世界。

 

バスのお迎えは6:30マンションの前まで来てくれます。

夫と娘2人、3人分のお弁当と、

娘達にはスナックタイム用のスナックも用意。

(こちらの学校ではランチ以外に軽食を取るスナックタイムがある)

なので朝は5時起きです。

 

全員を見送ったらぐったりして

急にぽっかりとひとり時間。

どうしよう。。

マンションのフィットネスジムへ行くか

家でのんびりするか・・

迷った末に、

一番面倒に感じたモスクへ行くことにしました。

でも、後回しにするときっとその時は来ない。

 

11:30には礼拝が始まります。(礼拝中は見学が出来ない)

ボランティアがやっている

英語のガイドツアーは1時間程度と聞いたので

慌ててタクシーに飛び乗りました。

この写真は別日に外観だけ撮ったもの。

中を見学するには、女性は肌を隠すことが必須です。

エントランスでは、アバヤという黒い衣装と

スカーフを借りることが出来ます。

 

ベンチでガイドが来るまで待っていると、

白い衣装をまとった年配の男性から

写真を撮って欲しいと頼まれました。

どうやらこのご夫婦もツアー参加のようです。

簡単にそれぞれ挨拶をし、

どこから来たのかを聞くとイスラエル、とのことでした。

娘さんの夫が米軍基地で働いていたらしく

3回ほど日本に行ったことがあるよ、と言っていました。

彼はとても親切で穏やかな英語を話し、好感を持てました。

 

内部は厳かで、息を呑むような美しさです。

ガイドの女性は綺麗な英語をなめらかに話し、

早口なので相当な情報量でした。

 

ひと通り説明が終わると

旦那さんが奥さんに翻訳をして内容を伝えています。

「彼が彼女にtranslateしているから、

毎回それを待ってから次に進むようにするわね」

とガイドさん。

なんとも温かい雰囲気。

 

「ここには何人の信者が入ると思いますか?当ててみて」

I’ve got some information from the website…

You are cheating!(あ、ずるいぞ)

と旦那さん笑

7000人!

と私が答えると、

ガイドさんは満足そうに正解、と言って

「この内部だけでなく、外のエリアや2階も含めて

7000人収容出来ます。それ以上入ったこともあります」

 

7000人収容できるバーレーン最大のモスク。床にはカーペットが敷き詰められ、中央にはマイクがある。マイクの向こう側にある扉のようなものがメッカの方向。

 

イスラム教といえば、イスラムの聖典・コーラン。

コーランは114章あり、コーランの第1章は

ムスリムなら子供でも暗記しているとのこと。

礼拝はsalat(サラー)と呼ばれ

祈る行為は、神と私たちを繋ぐパイプなのだという。

祈りは聖地メッカの方角へ捧げられ、地球上どこにいても

そこがセンターポイントである、とのこと。

第1章の導入(アルファティハ)。ガイドさんがまるで歌を歌うかのように読み上げてくれた。

 

なんと、座学まで用意されていました。

このようなパネルの前に座って解説を聞きます。

お祈りする前に体のあらゆるパーツを洗って

清めるそうです。(知らなかった)

 

No.6の祈りのポーズ(額を地面に着けるポーズ)は

どういう意味があるかとガイドさんに聞かれ、

「Feel the earth」

う〜ん違う、というリアクション。

旦那さん「Submission for God」(神への服従)

その通り!とガイドさん。

 

ムスリムとジュイッシュ(ユダヤ教の人)の間で

共通点、あるいは似て非なるところ

あるのかもしれません。

イスラエル人の旦那さんの様々な質問に対し、

ガイドさんはとても感銘を受けた様子で

丁寧に細かく解説し、

大いに盛り上がっていました。

(理解できない私はこの時点で意識が遠い宇宙へ)

 

・アラーは唯一神で絶対である。

アラーがこの世界のクリエイター(創始者)で、私たちはクリエイション(創造物)である。人それぞれ信じるものがお金が神~だの、家族が神〜だのバラバラだと正しいガイドが得られない。

・信仰することでパラダイス(天国)へ行くことが出来る。

この世は飛行機で言う、トランジットポイントのようなもの。天国へのディスティネーションなのです。

・第一章の導入(アルファティハ)は、1日5回の礼拝のうち、

17回は暗唱される。

なぜなら、1回の礼拝で繰り返し祈るから。それは愛する人に繰り返し愛を伝えたいと思う行為に似ています。

(↑この回答は、旦那さんがガイドさんになぜ17回なの?と質問していたから)

 

乱暴な意訳になりますが、

そのようなことをガイドさんは伝えていたと思います。

 

ツアーは終わり、

イスラエル人の旦那さんは

君のガイドはとても良いガイドだったと伝え、

ガイドさんもそれは本当に嬉しい、

私も様々な疑問を受けて答えることが好きなので

あなたのユニークな質問はとても面白かった。

とお互いを称え合っていました。

 

最後、記念に私のカメラでも撮らせてくださいと

お願いして撮らせてもらいました。

外にあるプレイヤーエリアにて。素敵なご夫婦でした。床の大理石はイタリア製、ランプはフランス製だそう。

写真をプレゼントします、と

私のメールアドレスを教えたので

メールが来るかは分かりませんが

もし来たらこの写真をプレゼントしようと思っています。

 

 

 

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