駆け込み〜!お料理フォトレッスン!
どうも。出国日が刻々と迫っているエミリーです。
今回はなんとなんと~!
陽だまりきっちん料理教室主宰の阿部優さんから
「バーレーンに行く前にっ!お料理写真の撮り方を教えてくださ~い」
とのリクエストが。
優さんはお料理教室をご自宅でやられている他、
アスリートを育てる食育の
「スポーツジュニア食育コンシェルジュ」の
養成講座もやられている超人気料理講師です。
そのうえ、一眼レフでご自身のお料理も上手に撮られていて
写真の講座もたくさん受けられています。
おおっ、、私が教えることがあるのだろうかと思いつつ
お話を聞いていると
講座を受けたからといって必ずしもそれが自分にフィットするとは限らない
ということなのですね。
また、人気写真講師の講座であると
大勢の生徒さんをかき分けて質問するのが
憚られたりもします。
その点、私なら優さんも質問しやすいだろうし
これは出国前にお役に立てるチャンスかもしれないと思いました。
さらに、優さんと一緒にお仕事もされている
山田堂の山田ニーナさんも参加したいとのことで
お二人にレッスンすることに。
ニーナさんには、私も経営者の会でお世話になりました。
最初はレジュメを見ながら座学。
メインは料理写真の撮り方ですが、
質問が出てくる出てくる。
「焦点距離ってどこからどこまでの距離?」
「同じレンズなのにAPS-Cとフルサイズでなんで見え方が変わるの?」
などと、カメラの基本的な仕組みからつまずいていることがあります。
私が説明をすると、スッキリ!なるほど!
そこが分かれば手持ちのレンズからどれを選べば良いかが
絞られてきます。
優さんのお望みは、
「今ある機材を活かして撮る」
これは正しいです。
むやみにレンズやライティング機材を揃えるより
まずはあるものでやってみる。
やっているうちに足りないもの欲しいものが見えてくるので
そこから本当に必要な機材を選ぶことができます。
まずは使用する器を並べてセッティング。
料理は後から入れるのが鉄則です。
お皿の並びのバランスなどをチェック。
APS-Cのカメラで35mmのレンズにて撮影。
左斜めから円形のLEDライトで照らしています。
本格的な照明機材を用意できない方は
リングライトなどのビデオライトから入ると良いかもしれません。
F2だと明るく良い雰囲気では撮れますが、
料理の詳細は分かりにくいですね。
F4.5まで絞ると、
奥の蓋になっているパプリカの形状もはっきり見えてきました。
花は花瓶から抜いて散らすことに。
細部まではっきり写すには俯瞰写真がおすすめ。
とうもろこし・パプリカの黄色と
お花のピンクが引き立て合って良い感じに。
さて、、
問題は夜バージョン。
「夜に撮影すると暗くて美味しそうに撮れない」
とのことで優さんはお悩みでした。
カーテンを閉め切って、光を遮断して夜を再現。
部屋の電気も消して、
円形のLEDライトのみ。暗い。。
簡易ライトなので、光量は弱いです。
こちらも同じくカーテンを閉め切って撮ったもの。
こちらはソフトボックス(定常光)+ダイニングテーブルの白熱灯+クリップオンストロボ(天井バウンス)
という光の要素をたっぷり入れて撮影。
昼間のように明るくなりました。
ニーナさんが講座の様子を撮ってくれました。
このソフトボックスはニーナさんがもう使用しないとのことで
持参してくださいました。
私からの目線だとこんな感じ。
「すごい!明るい!」と嬉しそうな優さん。
優さんは、
料理写真=部屋の灯りはNG
という思い込みがあるようでした。
写真講座でそう教わることが多いと思います。
それは正しい、のですが(蛍光灯はもちろんNG)
家庭的な食卓の雰囲気を出すのであれば
白熱灯も活かしてOK、というのが私の考えです。
「これまでにも一眼レフのレッスンは
いろんな方から受講してきたけど
今回はほんと、集大成。
頭だけでわかっていることを
実際に撮影する自宅ではどうしたらいいか
こんな嬉しいご感想をいただきました!
早速その夜に夜間のお料理撮影をされていて大成功^^
納得のいく写真が撮れたようです。
優さん、ニーナさん、ありがとうございました!
レッスン後の優さんの特製ランチ
(写真のドライカレー)も本当に美味しかったです。
もしリクエストがありましたら
バーレーンからでもフォトレッスンは可能です^^
※料理写真は阿部優さんが実際に撮影されたものです